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雇用対策推進協 人材確保で企業説明会

郡内で初めて開かれた「八重山地区企業説明会」で企業担当者(右)の説明を聞く学生ら=17日午後、市総合体育館メーンアリーナ

郡内で初めて開かれた「八重山地区企業説明会」で企業担当者(右)の説明を聞く学生ら=17日午後、市総合体育館メーンアリーナ

大規模開催に高校生ら140人

 人手不足の将来的な解消に向けて地域企業の紹介や説明を通して若年者雇用につなげる「八重山地区企業説明会」(ハローワーク八重山雇用対策推進協議会主催)が17日午後、石垣市総合体育館メインアリーナで行われ、郡内で事業展開する建設や福祉、ホテル業など37社が高校生を中心とした参加者に事業内容などを紹介した。郡内で大規模な企業説明会の開催は初めて。同協議会は、本年度の新たな取り組みに若年者の就職拡大とUターン者の雇用獲得を掲げており、企業側は「説明会は先を見据えた若年人材の確保に有効。継続してほしい」と評価した。

■現場の声で企業知る

 説明会には、八重農や八商工、八重山特別支援学校高等部の2年生128人、石垣中や大浜中の3年生8人、社会人4人の計140人が来場。企業側の説明に熱心に聞き入っていた。

 説明会で自社PRを行った特別養護老人ホームまえさと茶寿苑デイサービス花織の金城直子主任は「介護職は仕事が大変と思われており、慢性的に人手不足。直接話すことでイメージを払拭(ふっしょく)でき、興味を持ってもらえることにつながった」と好感触。 グランヴィリオリゾート石垣島ヴィラガーデンの濵田忠昭マネージャーは「こういう機会を通して若年者が企業を知り、Uターンしても就職先を探す選択肢が生まれる。企業は人手不足でも今できることをやりたい」と話した。

 八重山公共職業安定所(仲程通助所長)によると、2015年度の八重山全体の有効求人倍率は前年度を0・09ポイント上回る1・18倍で過去最高を記録。昨年10~12月期は前年同期を0・29ポイント上回る過去最高の1・46倍で、16年12月から25カ月連続で1倍を超えた。昨年12月の単月期は1・55倍で最高値となった。

■継続開催、重要な鍵

 郡内の雇用動向は新規求職者数を新規求人数が上回り、求職者は減少傾向にある。大手ホテルの開業計画などで雇用の受け皿が拡大する中、労働力の縮小が懸念されている。

 説明会後、県建設業協会八重山支部の米盛博明支部長は「説明会を継続して将来を見越したマッチングにつなげてほしい。会社のPRが人手不足を解消する鍵にもなる」と期待した。

 初めて企業側の話しを聞いた玉木美空(みく)さん(八商工2年)は「さまざまな企業の説明を聞いて自分の視野が広がった。ホテル業にも興味を持った」と話し、仲枡人夢(ひとむ)君(八重農2年)は「直接、企業の担当者と話しができるのは良い経験。もし、Uターンで戻ってきたときに自分の就職先を決める参考になる」と喜んだ。

 同協議会会長を務める我喜屋隆石垣市商工会会長は「八重山経済がさらに成長するためには人手不足の解消が必要。若年者の雇用を推進するためには(説明会の)継続開催は必要と考えている」と考えを示した。

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