名蔵小中が環境優良校 06年からアンパル保全活動
- 2017年02月09日
- 地域・教育
地域社会と連携しながら継続して環境美化に取り組む学校を表彰する第17回環境美化教育優良校等表彰(主催・公益社団法人食品容器環境美化協会)で、名蔵小中学校(石垣幸子校長、児童31人、生徒13人)が優良校・協会会長賞に選ばれた。全国で40校が選ばれ、県内からは同校のみ。表彰伝達式が8日午前、同校であり、石垣市教育委員会の石垣安志教育長から賞状と副賞5万円が贈呈された。
同校は2006年から、名蔵アンパルの自然を守る会の協力を得て、自然観察や清掃活動を実施。5月のアンパル体験で水質や生物を調査し、12月のアンパル保全活動でごみを分別収集している。
生徒会長の池原耕太郎君(3年)は「普段やっていることがすごいことだと分かった。アンパルの生物が少なくなっているので絶滅させないためにもアンパルの保全活動を継続してもらいたい」と後輩にエール、児童会代表の上地麗(らら)さん(6年)は「こんな大きな賞と思っていなかったのでびっくりしている。清掃は楽しいのでずっと続けたい」と話した。
伝達式で石垣教育長は「全国で40校に選ばれたのは大きな誇り。ラムサール条約に登録されているアンパルを守りつづける皆さんの活動は素晴らしい」とたたえ、石垣校長は「足元に素晴らしい自然があることを感じることができたと思う。先輩たちの活動が賞につながった。今後につなげていこう」と呼び掛けた。
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