全身白のシロハラクイナ 名蔵地区で撮影に成功
全身がほぼ真っ白のシロハラクイナが昨年8月ごろから名蔵ダム近くなどで目撃されており、宮良正芳さん(55)=真栄里=がこのほど撮影に成功した。通常の個体は頭頂から羽の部分にかけては黒色となっているが、確認された個体はお尻の部分に赤みがかっている程度。日本野鳥の会石垣島支部副支部長の佐野清貴さん(50)=大本=は「とても珍しい」と話している。
フサキリゾートヴィレッジでバスの運転手を務める宮良さんは昨年8月ごろ、名蔵で白いクイナを目撃、今月16日にカメラ機能を持つ携帯電話で撮影した。「初めて見たのでずっと気になっていた。職場の人に話しても信じてもらえなかったので、これで納得してもらえる。うれしい」と笑顔をみせていた。
佐野さんも昨年12月に同様の個体を確認、撮影しており、2013年に続き2例目。「前の個体と別のもの。突然変異だと思う」としている。
シロハラクイナは、ツル目クイナ科の鳥で県内に分布。通常みられる個体は額から顔、腹にかけて白色、頭頂から羽の部分は黒色。
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