市民会館 一部業務を民間委託へ
- 2017年01月18日
- 社会・経済
人材育成や雇用創出を推進
石垣市民会館を管理する市観光文化課(仲大底まゆみ課長)は、同館の大・中ホールで行う舞台演出業務(舞台、照明、音響)をことし4月から民間に業務委託する方向で調整していることが17日、分かった。舞台演出業務は開館から30年経過後も専門職ではない一般職員が担当。同課は民間に業務委託することで会館のサービス向上や市職員の負担軽減、専門業務の人材育成と雇用の創出を推進する考えだ。
同課は現在、業務委託に向けて関係課を交えた調整を進めており、今後は委託料などを含めた当初予算案を3月定例市議会に上程。承認後、一般公募で委託先の選定作業に入る。施設使用料の変更はない。
また、会館を担当する同課文化振興班には市職員4人、嘱託職員1人、臨時職員1人が勤務。委託後は同班の編成を行い、委託業者の管理や自主事業を行う最低限の職員を配置して管理する方針。
同課が進める舞台演出業務の委託について市内でイベント業を行う関係者からは「会館を利用する人々に対して高い技術を提供でき、質の向上にもつながる。ぜひ、実現してほしい」と評価した。
同課の仲大底課長は「民間委託は行政改革の一つでもあり、開館から30年の節目として検討してきた。専門業務に特化した事業所を育て、将来的には指定管理も含めて考えたい。現状のサービスが落ちることはない」と期待した。
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