大型高速船の導入検討 石垣-波照間
- 2016年12月15日
- 地域・教育
県離島航路確保維持協議会(会長・西大舛髙旬町長、委員7人)が石垣波照間航路で大型高速船の導入を検討していることが分かった。欠航率が高い冬場の運航にも対応できる284㌧の双胴客船で、定員は240人。同航路を約1時間10分で結ぶ。貨客船の「フェリーはてるま」(194㌧)の代替船も2019年度に買い取る方針。来年1月に開催を予定する同分科会の会合で具体化させ、地元で説明会を開く考えだ。14日の竹富町議会一般質問の質疑で明らかになった。
波照間航路については、波照間純一氏と東迎一博氏の質問に、町商工観光課の仲盛康課長が答えた。
10月末の同協議会会合では、「フェリーはてるま」の代替船として、600㌧規模の貨客船を新造する案があがっていたが、同時に高速船の減便も検討されていたため、計画を変更した。中古の客船と貨客船を購入して、利便性を確保したい考えだ。
現在、同航路では高速船(19㌧)が1日、夏場4便、冬場3便就航している。大型高速船は、既存の高速船と組み合わせながら運用する考え。「フェリーはてるま」の代替船は、船の規模、運航数とも現在と同様となる見通しだ。
東迎氏に対し、西大舛町長は波照間の空路も含めながら「私の前に進める政治、決める政治の一端として早急に取り組みたい」と述べた。
また、波照間空路再開のめどを問う両氏の質問には、企画財政課の東金嶺肇課長が答弁。波照間石垣路線、多良間石垣路線については「機長の確保や飛行訓練などを行う必要があり、それが整った段階での再開」と述べた。
今月6日に第一航空側が役場を訪れ、那覇粟国路線の現在の進捗(しんちょく)や今後の見通しを説明したことも明らかにした。
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