トイレドア壊される 大浜の崎原公園内、被害相次ぐ
- 2016年12月08日
- 災害・事件・事故
地域の公園として多くの人に親しまれている石垣市大浜の崎原公園内公衆トイレの障がい者用と男性用和式便器側のドアが壊されているのを、清掃業務を行う石垣市シルバー人材センターの会員が7日午前、確認した。トイレ内ではトイレットペーパーを燃やした形跡もあった。同公園では昨年7月に男性用和式便器、今年2月には男子用小便器3基のうち1基の排水部分が破壊される被害が相次いでおり、地域住民からは「また壊されたのか。公園は地域内外から多くの人が訪れる。トイレは利用頻度が高いので非常に困る」と怒りの声が上がっている。
崎原公園の指定管理を受けるシルバー人材センターによると、前日の6日午後6時30分ごろに確認したときには異常はなく、7日午前8時30分ごろに破損を確認、八重山署に通報した。駆けつけた同署警察官が現場確認を行い、同センターは崎原公園を含めた周辺のパトロール強化を要望した。
同センターの古謝昌徳事務局長は「予算の都合上、前回の損壊部分は未修理の状態。このままでは公衆トイレそのものが利用できなくなる」と肩を落とした。ドアの取り換えには数十万円の費用を見込んでいる。
損壊を受けたドアはいずれも使用不可能。取り換えを行うまではトイレは開放されたままとなるため、使用しにくい状態が続くことになりそう。
公園の近隣に住む30代の男性は「2年前までは中学生が集まって悪さをしていたが、注意を続けていたらたまり場にはならなくなった。昨夜は何かを壊す物音は聞こえなかったが、被害をなくすためには防犯カメラを設置するなど工夫が必要」と再発防止を訴えた。
現場を確認した大浜公民館の當山信佳館長は「またか」とあきれ顔。「公園は高齢者の憩いの場や休日は家族連れなどが利用する。トイレは利用者のためにあるもの。公民館の自警部と警察が連携してパトロールするか早急に検討したい」と話した。
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