携帯・スマホ ルール守って! ポスター作製で呼び掛け
石垣市PTA連合会(大道夏代会長)、石垣市小中学校長会(松原範夫会長)、石垣市教育委員会(石垣安志教育長)は6日、携帯・スマホの利用ルール10ヶ条をポスターにしたと発表した。ことし3月にルールを作成、学校を通してA4サイズのプリントを家庭に配布したが、周知が徹底されていないとして、絵を取り入れてビジュアル化するなど分かりやすい内容にした。市教委は来週から家庭、公共施設、公民館などに配布することにしており、「目につくところに張ってほしい」と呼び掛けている。
昨年7月、市教委が行ったアンケートで、携帯・スマホの所持率は中学生で45.6%、小学生(5、6年)で33.3%だった。10ヶ条は子どもの努力義務として▽使用時間は午後9時まで6項目、保護者の責務として▽午後9時以降は保護者が預かる—など4項目を挙げている。
浦添市でも同様の取り組みが実施されているが、市のルールは保護者の責務を盛り込んでいるのが特徴となっている。
今回作成したポスターはB4サイズ6000部、A2サイズ200部。B4サイズは児童生徒を通して各家庭に配布され、A2は公共施設などに掲示される予定だ。
3者の代表と中山義隆市長が同日、市役所庁議室で会見し、大道会長は「携帯、スマホの所持が増加しており、問題やトラブルも起きている。交通ルールがあるように携帯・スマホにもルールがある。ルールは子どもたちを守るもの。行政と連携してルールの周知に力を入れたい」と述べた。
中山市長らは「ルールは犯罪の防止、ネット上でのいじめの防止になる。10ヶ条を浸透させてもらいたい」と協力を求めた。
市教委では企業や塾など希望する施設、団体にも配布したい考え。問い合わせは市教育委学校指導課(82—4701)。
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