きょう250㌔不発弾処理
石垣市大川県道79号線(ゆいロード)で英国製250㌔爆弾の安全化処理が行われるのを前に、処理壕設置や土のう袋を積むなど準備作業が25日、進められた。26日は午後1時30分から避難誘導を開始し、処理は午後4時14分から同5時15分までを予定。地中約2㍍を掘削し、設置された処理壕の中で信管を抜き取る。終了した時点で広報車で周知する。石垣市防災危機管理室の大濵武室長は「避難が遅れると、処理作業時間も後ろにずれる。市民の皆さまには、スムーズな避難をお願いしたい」と呼び掛けている。
現場では、作業員らが重さ1㌧の土のう袋300袋を処理壕の周りに敷き詰めたほか、自衛隊員らが一時保管されている不発弾を確認するなど準備に当たった。大掛かりな作業に近隣住民は「物々しくて驚いた」と不安そうに話した。
同室によると、26日は半径283㍍内の1264世帯2138人、事業所数70カ所などが避難対象。同日午後1時30分から市職員らが避難誘導を開始、同3時45分から同区域内に接続する道路を全面通行止めとする。ただ、旧離島桟橋内の道路は、迂回(うかい)路として車両のみ通行可能。
避難所は市役所、市民会館中ホール、市健康福祉センター、大川公民館、登野城公民館の5カ所となり、市民会館中ホールでは映画の上映会を行う。
■旧空港の不発弾処理避難が難航
42分遅れで作業開始
旧石垣空港南側で見つかった250㌔爆弾と50㌔爆弾の計2発の安全化処理が25日午後9時42分から、現地で始まった。自衛隊不発弾処理隊が強固な防護壁内で爆弾2発から計4個の信管を離脱させる。
避難対象は半径283㍍に99世帯218人。避難が難航したため、午後9時の作業開始予定時刻から42分遅れた。警察官がパトカーのサイレンを鳴らし、マイクで呼び掛けるなどして避難を完了させた。
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