伊志嶺氏「3年で結果を」 日本文理高監督就任
ことし12月に日本文理大学付属高校野球部の監督に就任する、前八重山商工高校野球部監督の伊志嶺吉盛氏の激励会が18日夜、市内のホテルで開かれ、八商工野球部OBや関係者ら約150人が門出を祝った。
高校最後の教え子となった八商工野球部3年生、現在指導している硬式野球育成会・オール八重山ジュニアベースボールクラブの子どもたちも駆け付けた。
激励会実行委員長の与儀博樹八商工野球部OB会会長は「監督は甲子園出場という夢を実現し、感動を与えてくれた。監督が八商工を去るのはくやしい気持ちもあるが、大分でも情熱を子どもたちに伝えてほしい」とあいさつ。
甲子園出場メンバーの羽地達洋さん(28)、奥平結さん(同)、新城永人さん(同)、當山徳人さん(27)、黒島善樹さん(同)も飛び入りであいさつ。羽地さんは「当時から褒められた記憶はないが、そのおかげで人間として成長できたと思う。石垣から監督がいなくなるのは寂しいが、自分も監督に負けないように頑張りたい」と話した。
監督の活躍をまとめたスライドショーが流れ、夏の甲子園の千葉経済大付属高との逆転劇が映し出されると、会場は当時のような熱狂に包まれた。
伊志嶺氏は「甲子園出場が決まり、バックネットの前で島の人たちが祝ってくれたあの一瞬は、野球をしていて苦しかったことをすべてを忘れさせてくれた。これまで選手に恵まれ、父母会に恵まれここまでやれた。島の人たちが後押ししてくれた」と感謝した。
日本文理高での指導については「大分は最後の挑戦だと思っている。自分の持っている野球のすべてを注ぎこみたい。3年で結果を出したい」決意を語った。
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