アミ族の踊り、児童体験 与那国3小学校、台湾訪問
- 2016年11月18日
- 地域・教育
【花蓮県光復郷】与那国町にある3小学校の6年生合わせて13人が15日から花蓮入りし、タバロン小学校(謝明生(シェ・ミンション)校長、児童数91人)の子どもたちと交流したほか、16、17日の晩はホームステイを体験した。交流は2012年度に始まり、13年度からはホームステイも行っている。
児童らは16日午後2時に同校に到着、同校の6年生や保護者、教職員など約50人が出迎えた。謝校長は「言葉も文化も違う日本と台湾の小学生が一緒に活動する珍しい機会。五感を使って楽しんでほしい」と呼び掛け、与那国町教委の仲吉永克教育課長は「交流を通じて、与那国の子どもたちは異文化への興味を高め、成長しているようだ」とあいさつした。
同校6年の黄妍蓁(フアン・イエンツエン)さん(12)は「日本からのみなさん、こんにちは。楽しく一緒に遊びましょう」とすべて日本語で歓迎の言葉を述べた。与那国小の譜久嶺和亜(かずあ)君(12)は中国語を交えながら「台湾のことをたくさん学び、お友だちをたくさんつくりたい」とあいさつした。
同校のある太巴?地区はアミ族が多く暮らす地域。与那国の児童らは16日、同校でアミ族の伝統的な衣装を身に着けてダンスを体験。同地区にあるアミ族の伝統的な家屋も見学した。比川小学校の東濵楓さん(12)は「ダンスは難しかったけど、覚えることができた。アミ族の衣装はかわいい」と話していた。
与那国の児童らは14日に与那国を発ち、15日夕に花蓮入り。16日は花蓮市役所も訪れ、魏嘉賢市長と面談した。17日は英語や体育、アミ族の伝統的な手工芸を体験する授業に参加。18日は台北市内を見学し、19日に帰国し、与那国島に帰る。(松田良孝通信員)
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