故郷思う心いつまでも 全国のやいまぴとぅ集う
島外の郷友が一堂に会する3年に1度の全国のやいまぴとぅ大会(同実行委員会主催)のネットワークづくり大交流会が6日午後、石垣市内のホテルで盛大に開かれた。各郷友会代表は、それぞれあいさつの中で八重山への思いを語り、ふるさとと各郷友の発展を願った。地元の公民館や企業の代表、石垣在郷友とも親睦を深め、舞台で披露された多彩な余興が来場者をもてなした。
同実行委を組織する八重山広域市町村圏事務組合理事長の中山義隆石垣市長は「多くの郷友の参加に感謝したい。市民大パレードも盛り上げて頂いた。きょうの交流で各郷友会やそれぞれの仕事の発展につなげてほしい」とあいさつした。
近畿八重山郷友会会長の玉城一正さん=星野出身=は「われわれは関西から八重山の文化を発信する責務がある。今後も会員の意見を汲みながら八重山の文化を発信していきたい」と抱負を語った。
東京八重山郷友連合会会長の多良間光男さん=黒島出身=は「『八重山は一つ』ということで頑張っている。地元の発展のためにこれからも尽力していきたい。この大会の発展を願ってる」と期待した。
舞台では、市婦人連合会、東海八重山古典民謡保存会相談役の東筋秀盛さん=黒島出身=と妻のみずえさん=白保出身=、演歌歌手の米藏一正さん=与那国町出身=、八重山高校郷土芸能部が歌や舞踊を披露。会場を盛り上げた。
また、同実行委が募集していた同大会キャッチフレーズの表彰があり、最優秀作品「いついつまでぃん やいまぬ心(くくる) 肝(きぃむ)にすみてぃ」を考案した高屋亜美さんに表彰状を贈った。小寺光雄さんが優秀賞を受賞した。
同交流会は、島内外の郷友の親睦を図るもの。7日には、郷友が郡内の中学校を訪ねて母校の思い出や在住先の現況などを語る。
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