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石垣市 新商品の料理イベント開催へ

沖縄県の特産品コーナー前で視察に訪れた中山義隆石垣市長に店舗概要を説明する世良田紀子代表(左)=8日午後、香港西灣河

沖縄県の特産品コーナー前で視察に訪れた中山義隆石垣市長に店舗概要を説明する世良田紀子代表(左)=8日午後、香港西灣河

日本国内の特産品を扱う「道の駅香港」で買い物する地元香港の買い物客=8日午後、香港西灣河

道の駅香港 販売・誘客の相乗効果狙う

 香港の西灣河(サイワンホー)で日本国内の特産品を扱う「道の駅香港」での特産品の試験販売を通して市内事業所の海外への販路と流通ルートなどを確立し、継続販売につなげることを計画する石垣市は、新たに出品する商品を使った料理イベントを現地で開き、特産品を石垣島へのインバウンド強化につなげる考えだ。同店の世良田紀子代表は「高付加価値や地域性がある特産品は高価格でも現地の消費者は買う。石垣島の認知度が重要になる」と分析する。香港市場での可能性を探った。(砂川孫優記者)

 「道の駅香港」が取り扱う商品は日本国内の自治体や企業が出品する約1000アイテム。なかでも北海道と沖縄の特産品は現地消費者から評価が高く、二大ブランドとして位置づけている。

 同店では辺銀食堂の「石垣島ラー油」とスマイルサンドの石垣島産完熟パインをフリーズドライしたお菓子「島パインちょっき」を販売。県内離島の商品は少ないが香港と石垣を結ぶ直行便で石垣島が認知されれば地元消費者のニーズと需要も高まるとみている。

 市商工振興課の担当職員は8日、現地で、同店の視察を通して販売方法やコスト面、地元消費者のニーズなどについて協議したほか、新たに同店近くに飲食店スペースを確保し、試験販売する特産品を使用した料理イベントを定期的に開催することを検討。特産品と石垣島の認知度を高め、販売・誘客の相乗効果を狙う。

 試験販売は来年1月から3カ月間予定。地元業者の輸送コストや手数料などは市が一括交付金を活用し、業者の負担軽減を図る。

 「島パインちょっき」を同店で販売しているスマイルサンドの戸塚泰子さん(46)は「独自で(道の駅香港に)販路を確保して今月から試験販売している。3カ月後に商品ニーズなどを分析して今後に生かしたい」としながら、市の試験販売には「個人事業主が海外販売に挑戦でき、島の商品を世界に発信するチャンス」と期待した。

 県香港事務所の税所清隆所長は「石垣を訪れた香港人観光客に石垣の特産品を認知させることも必要。他の離島自治体や企業も香港マーケットに興味を示しているが、石垣は香港に一番近い日本として発信できれば多くの可能性を持っている」と評価した。

 市商工振興課の西銘基恭課長補佐は「石垣と香港を結ぶ直行便のPRを軸に、島の特産品の良さを最大限生かせる仕組みを作りたい。人と物が動く産業を活発化したい」と期待した。

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