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シニア世代の日常を軽やかに詠む…

 シニア世代の日常を軽やかに詠む公募川柳として、広く知られるようになった「シルバー川柳」に共感が広がっている▼物忘れ、通院、微妙な夫婦関係など、超高齢化社会を生きる人々の「老い」への思いを受け止め、肯定的にユーモアへと昇華する場になっているという▼第16回の今年の入選作には「ポックリと 逝きたいくせに 医者通い」「希望なし 目標なくて 自由あり」「あれよあれ それよそれよと 答え出ず」「猫までが 妻の真似して 俺またぐ」「やっと立ち 受話器を取れば 電話切れ」などがあった▼何ともいじらしい姿だが、年を取るって、そういうことなのかと、世代を超えて共有できる。忙しくても困り、暇でもまた困る。誰一人として同じ人生はないシニアの実相が反響の大きさにつながっているのではないか▼肉体と頭脳も精神も、若々しいシニアはまことにめでたい。長く生きられるのはうれしいが、それだけで幸せになれるわけではない。急ぐこと、ゆっくりすること。生きている限りは何かをしないではいられない▼2016年版厚生労働白書の閣議報告によると、40~59歳の男女の約84%が高齢期の独り暮らしを不安に感じているとする調査結果が出た。高齢期、人生はこれからだと割り切ったほうが精神衛生上、賢明かもしれない。(鬚川修)

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