盛大にカジマヤー祝い 花原マツルさん
- 2016年10月11日
- 地域・教育
大原で5年ぶり
【西表】数え97歳になる花原マツルさん=大原=のカジマヤー祝いが9日、集落内で盛大に行われた。大原では5年ぶり。マツルさんは元気な歌声も披露し、大勢の地域住民から温かい拍手を受けた。盛大な祝福に「ありがたいね」と笑顔をみせていた。
マツルさんは、自宅での祝宴で「あがろうざ節」を歌った後、豪華に飾り付けられたトラックの荷台に乗って集落内をパレード。大原小学校の鼓笛隊の演奏が響く中、住民から「おめでとう」と声をかけられると、手を振って応えていた。
祝宴では勇壮な獅子舞や旗頭も登場。パレード後には離島振興総合センターで祝賀会が開かれた。
「ツルおばあ」と呼び親しまれているマツルさんは1941年、新城島から開拓移民として西表に入植。59歳で他界した夫の安祐さんと農業を営みながら2男6女を育てた。
健康の秘訣(ひけつ)は、好き嫌いなく何でも食べること。趣味はカラオケで、民謡から流行歌、演歌までレパートリーは幅広い。「食べ物は何でも食べるし、コーヒーも飲んでいる。歌うことが楽しい。何か集まりがあれば歌っている」と話す。
三女の通事賀代子さん(68)は「母は人に優しく好かれる性格。一日一日を健康で過ごしてもらいたい」と願い、お祝いに駆けつけた西大舛髙旬町長は「島で最大の誇り。町民がお年寄りに畏敬の念を持つ環境をつくっていきたいし、大事にしていきたい」と話した。
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