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石西礁湖 サンゴの白化率89.6% 高水温で被害拡大か

石垣島と黒島の中間地点のサンゴ。白化が進行している=8月21日、(環境省那覇自然環境事務所提供)

石垣島と黒島の中間地点のサンゴ。白化が進行している=8月21日、(環境省那覇自然環境事務所提供)

環境省が35カ所で調査

 高水温による白化が確認されている石西礁湖で、環境省那覇自然環境事務所が7月26日から8月17日にかけて調査地点35カ所でモニタリング調査を行ったところ、全群体のうち白化の進行がみられる群体が89.6%に上っていることが分かった。全体が死んだ群体は5.4%。同事務所によると、30度以上の高水温が6月ごろから約2カ月続いており、このままの状況が続けば、死滅群体が増えることが予想されるという。

 同事務所は2005年以降、正方形の調査枠を設置して枠内に出現するサンゴの肥土を記録する方法で調査を継続。ことしは白化現象が予想されたため、各調査地点(50㍍×50㍍)の白化状況を15分間の遊泳で観察する方法でチェックした。

 その結果、少しでも白化がみられる群体の割合は89.6%。内訳は白化により全体が死んだ群体5.4%、全体が完全に白化している群体24.2%、一部が白化したり、死んだりした群体60.0%だった。

 直径5㌢未満のミドリイシ類の小群体は大部分が白化していたのに対し、直径30㌢程度のクシハダミドリイシの群体は白化の程度が低かったという。

 7月26日の調査開始以降も白化現象が進んでいることから、期間前半に調査した地点の白化率は高くなっている可能性もある。

 同省では、今後の追加調査などで白化状況を確認するとともに、石西礁湖自然再生協議会で情報を共有化し、修復事業などの取り組みに生かしていくことにしている。

  • タグ: サンゴの白化率石西礁湖環境省那覇自然環境事務所
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