母子保健計画をスタート 4月から10年間実施
- 2016年08月20日
- 地域・教育
石垣市は4月から、向こう10年間の母子保健計画をスタートさせた。妊婦の喫煙率が6.1%、午後10時以降に就寝する3歳児の割合が47.4%といずれも県平均を上回っていることから、それぞれ0%にしたり、減少させたりするなど、課題解決に向けた指標を盛り込んでいる。
計画は▽安心して妊娠・出産ができる▽すべての子どもが健康で元気に過ごすことができる▽子ども自ら、次世代を育む健やかな心と体をつくることができる―を基本目標に掲げ、それぞれ現状と課題、取り組み、指標をまとめている。
このうち、2500㌘未満の低出生体重児の要因とされている妊婦の喫煙率は2013年度までの2年間の平均で、妊婦前26.0%(県平均21.4%)、初回妊婦健診時6.1%(同5.5%)と高い。
このため計画では初回妊婦健診時の喫煙率を5年後にゼロにすることを目標に、喫煙の影響について理解させ、禁煙支援や禁煙治療を行っている医療機関の情報提供などを推進する。
午後10時以降に就寝する子どもの割合は14年度の時点で、1歳児26.7%(同26.6%)、3歳児47.4%(同40.4%)と県平均を上回っている。過去5年間の推移をみると、1歳6カ月は減少しているが、3歳が横ばいで改善がみられない。
夜更かしは子どもの心身の発達に影響を及ぼすことから、「早寝・早起き・朝ごはん」の習慣を身に付ける取り組みを引き続き展開。具体的な数値目標は掲げていないが、現状の割合を減少させるとしている。
市は、健康福祉センターを中心に関係課と連携し、進捗状況を管理しながら計画を推進するとしている。
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