互いの技術確認、共有へ 初の合同潜水訓練
市消防と海保石垣航空基地
去る6月に救助・救急技術にかかる相互協力に関する覚書を締結した石垣市消防本部(慶田城用允消防長)と第11管区海上保安本部石垣航空基地(大河内克朗基地長)は19日、南ぬ浜町ビーチで締結後、初の合同潜水訓練を行い、市消防の水難救助隊、同航空基地の機動救難士ら16人が互いの技術を確認し、共有を図った。
訓練では、2グループに分かれ水深4㍍の海中で救助用ロープを結ぶ作業や、ボンベを背負っての捜索訓練を行い、普段とは違う手法を共有した。
訓練後、市消防本部の外間義士(よしと)消防士(29)は「トラブルの対処法や細かい確認ができた。事故現場で同じ認識を持ち活動できれば、スムーズに対処できる」と話した。同航空基地の宮川誠上席機動救難士(39)も「技術面の向上、互いのやり方が確認できた。今後もいい関係を築いていきたい」と期待した。
市消防によると水難事故に関わる出動件数は昨年10件で、ことしは18日時点で3件となっている。今後は救急救助訓練も行う予定。
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