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台湾移民の歴史に誇り 李登輝氏が初の講演

台湾と石垣島の交流の歴史が日台間交流の深化のモデルになると強調する台湾元総統の李登輝氏=7月31日午後、ANAインターコンチネンタル石垣リゾート

台湾と石垣島の交流の歴史が日台間交流の深化のモデルになると強調する台湾元総統の李登輝氏=7月31日午後、ANAインターコンチネンタル石垣リゾート

日台交流のモデルと強調

 日本青年市長会などの招きで来島中の台湾元総統の李登輝氏(93)は7月31日、市内ホテルで講演した。台湾から石垣島に移住してきた人たちが地域と共存共栄しながらパイナップル産業など農業振興に貢献した歴史を紹介し、「私も誇りに感じている。日台交流を深化させるモデルになる」と強調した。

 李氏は、日本統治下時代から続く交易、台湾人が導入したパイナップルと栽培・加工技術、水牛を使った農法など、戦前戦後の歴史的なつながりを説明。「今や石垣島を代表する果物になったパインは、台湾からやってきた人たちがマラリアと闘い、地元との融和を図りながら根付かせたもの。台湾からやってきた人々は言葉にできない苦労を重ね、今日の発展につなげた。その努力を誇りに感じる。石垣の人たちが台湾人と融和し、共存共栄していることに感謝したい」と述べた。

 その上で「台湾も日本も運命共同体。政治的な国交はないものの、経済面や文化面では密接な関係を維持し続けている。石垣島の例は、日台間協力関係を築く上でモデルになる」と提起。

 具体的に協力できる分野として、あらゆるモノがインターネットでつながるIoT(モノのインターネット)を挙げ、「日本企業の研究開発力と台湾の生産技術が力を合わせれば、世界市場を制覇することも夢ではない」と語った。

 尖閣諸島をめぐる領有権の問題などには言及しなかった。

 講演に先立ち、中山義隆市長は「元総統の来島は、台湾との交流の歴史に光り輝く大きな1ページになる」と歓迎のあいさつをした。

 同日夕は、歓迎レセプションが行われた。

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