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リュウキュウマツ被害拡大 マツカレハ幼虫が食害

マツカレハの幼虫の食害を受けたリュウキュウマツ。葉が食い尽くされている=21日午後、底原ダム近く

マツカレハの幼虫の食害を受けたリュウキュウマツ。葉が食い尽くされている=21日午後、底原ダム近く

関係機関が防除対策実施へ

 石垣市内で、ガの一種マツカレハの幼虫による県木「リュウキュウマツ」の被害が広範囲に広がっていることが、県八重山農林水産センター農林水産整備課(中島功課長)の調査で分かった。同課によると、ことし3月に底原ダム周辺など局所的に幼虫の大発生とマツの衰退を確認、6月の時点では崎枝や伊原間など北西部でも被害が出ているという。同課は21日午後、八重山合同庁舎会議室で森林病害虫等防除地域連絡協議会(会長・中島課長、委員6人)を開き、関係機関に防除対策を実施するよう協力を求めた。

 八重山では松食い虫が侵入しておらず、健全で有用なマツが豊富に自生しているが、マツカレハの被害が深刻化しつつある。マツカレハの幼虫はマツの葉を食害し、すべての葉が食い尽くされると枯死する場合もあるという。幼虫には毒針毛があり、刺されると激しい痛みとかゆみを引き起こすなど、人にも被害を与える。

 連絡協ではマツカレハの被害状況と防除対策について情報を共有化。新城治八重山農林水産振興センター所長は「八重山では松食い虫の被害がなく、リュウキュウマツによる美しい景観を形成している。マツカレハの被害に対し、一丸となって防除対策をお願いしたい」と呼び掛けた。

 防除については幼虫が小さければ小さいほど薬剤効果を発揮できるか、木や地域によってふ化から幼虫になるまでの段階が違うことから、時期を合わせた一斉防除は難しく、同課は管理者が状況を見ながら防除するよう促している。

 県八重山土木事務所はすでにことし3月と6月、被害を受けた街路樹に薬剤散布を実施した。

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