入賞作品88点を紹介 児童・生徒平和への思い
- 2016年07月14日
- 地域・教育
23日まで八重山平和祈念館
第26回児童・生徒の平和メッセージ展(県主催)が13日から、八重山平和祈念館で始まり、図画、作文、詩で優良賞以上を獲得した88点や、市主催の「平和を考える作文・絵画」の入賞作品が展示されている。23日まで。
同日午前に同館で開かれた開会式で、同展を主管している県平和祈念資料館の原田直美館長は「皆さんが多くのことを学び、平和についてしっかり考えてくれることを期待している」と述べた。八重山教育事務所の﨑山晃所長、中山義隆市長(漢那政弘副市長代読)もあいさつした。
小学校低学年の作文部門で最優秀賞を受賞した半嶺和歩君(宮良3年)と、中学校の作文部門で優秀賞を獲得した大城花菜さん(石垣第二3年)はそれぞれ作品を朗読。
このうち「へい和の心」と題した作文で半嶺君は、母親が祖母から聞いたという戦時中の苦しい生活の話を聞いた経験から「弟と毎日のようにけんかをしていたが、しないようにしたい。自分のことのように誰かのことを考えれば、みんな幸せな毎日を送ることができる」と訴えた。
八重山平和祈念館の名城政広分館長、﨑山所長、小学校低学年の図画部門で最優秀賞を受賞した西村美音さん(真喜良2年)、同部門で優秀賞に選ばれた仲盛絢香さん(海星3年)らがテープカットを行った。
同展には宮良小の3年生や八重山地区入賞者の保護者らも訪れ、作品に見入っていた。
同展は午前9時から午後5時。入場無料。
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