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草舟出港へ準備完了 3万年前渡来再現

本番用の草舟とこぎ手たち。「早く挑戦したい」としけが収まるのを待っている=11日午後、比川カタブル浜

本番用の草舟とこぎ手たち。「早く挑戦したい」としけが収まるのを待っている=11日午後、比川カタブル浜

こぎ手「挑戦楽しみ」

 【与那国】3万年前の旧石器時代に台湾から沖縄の島々に渡った人たちがどのような方法で航海を行ったのか検証する国立科学博物館の「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」は11日までに、出発地点の比川カタブル浜に本番用草舟2艇を移動させるなど、与那国島ー西表島間(約75㌔)の実験航海の準備を完了した。台風1号通過後の影響で海上がしけているため、13日から15日の間に出発するかどうかを判断する。与那国、西表から参加するこぎ手たちは「早く挑戦したい」と待ち望んでいる。

 草舟に研究者らは乗らず、こぎ手は地元が中心。与那国チーム(入慶田本竜清キャプテン、10人)と西表チーム(赤塚義之キャプテン、7人)が結成され、1艇にそれぞれ7人が乗り込み、到着地点の西表白浜のシラス浜まで、直線距離にして75㌔の航海に挑戦する。

 今回の実験航海は、来年7月に予定している台湾|与那国島(約110㌔)に向け、草舟モデルの妥当性を検証するのが目的。こぎ手たちは飲料水、食料などを積み込み、交代して休憩を取りながらこぎ続ける。太陽の位置、風向き、波、星など自然を頼りに進路を決める。到着まで30時間以上を要するとみられる。

 入慶田本キャプテン(33)は「誰もやったことがない偉大なプロジェクトなので参加できることは光栄。手伝ってくれた皆さんすべてに感謝したい」、赤塚キャプテン(37)は「この先、一生経験できないプロジェクト。みんなで最善を尽くしたい」とそれぞれ話している。

 海部代表は「先人たちも初めてチャレンジしてやってきた。2日間の航海で何がみえてくるのか楽しみ」とこぎ手の挑戦に期待している。

 草舟は長さ約6.4㍍で幅1.3㍍。島に自生する水生植物のヒメガマ(ガマ科)とツル性のトウツルモドキでつくった。

  • タグ: 旧石器時代
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