各家庭ですまむにを 八重山の昔話を発刊
- 2016年07月10日
- 芸能・文化
石垣市文化協会方言部会
石垣市文化協会方言部会(上原順子部会長、会員15人)は2年前から取り組んできた「すまむにで読む 八重山の昔話」を6月末に発刊した。発刊を受け9日午前、同協会で記者発表した上原会長は「各家庭、幼小中校などでの読み聞かせなどに活用し、すまむに(島言葉)を語り継いでほしい。この次は離島編の刊行も考えたい」と語った。
同書は、地域で語り継がれてきた八つの昔話を四カ字方言で紹介のほか、朗読した音声を収録したCD付き。市の大濱晧文化振興基金などを活用し、200部を発行した。
県は2006年に9月18日を「しまくとぅばの日」と定め、県議会で条例を制定。県内の各市町村議会に「しまくとぅばの普及促進に関する宣言」の決議を要請し、全体の85㌫に当たる36議会が決議した。郡内では与那国町が決議しているが、石垣市と竹富町は未決議となっている。
同方言部会では、5月に市議会に対し同宣言の決議を要請するなどの活動しており、今回の発刊を機に、すまむにの大切さをさらにアピールしていく考え。来週には、市教委を通して市内の小中学校、図書館などに寄贈する。
同書は、16日午後2時から市民会館中ホールで開かれる「スマムニを話す大会」の会場でも販売される。
問い合わせは市文化協会82−8419まで。
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