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「おっかあ市」大奮闘 伊野田集落を元気に

野菜など多彩な品物が並ぶおっかあ市で接客する伊野田集落の女性ら(左)=3日午前、伊野田集落センター

野菜など多彩な品物が並ぶおっかあ市で接客する伊野田集落の女性ら(左)=3日午前、伊野田集落センター

5月から定期的に開催

 伊野田集落の女性たちがことし5月から、地元で採れた野菜などを販売する「おっかあ市」を定期的に開いている。会場の伊野田集落センターは活気に満ち、すぐに売り切れる品物も。住民と買い物客が気軽におしゃべりできるスペースを設け、交流を図っているのも特徴だ。運営に携わる女性たちは「長く継続していければ」と口をそろえ、伊野田を元気にしようと奮闘中だ。

■活性化に一丸

 約70世帯が暮らす伊野田は、農産物が豊富だが、販売しようにも高齢者が多く、市街地に赴くのは負担。所々にあった無人販売所も軌道に乗らなかったため、女性たちが一念発起。ことし4月に伊野田地域活性化を考える女性の会を結成した。

 おっかあ市の開催を毎月第1週の日曜日と決め、5月から継続。組織に会長ら役員を置かず、気軽に会話しながら当日の出品者や販売品などを決めている。

■憩いの場

 今月3日には3回目のおっかあ市があり、トウモロコシやキュウリ、ピーマンなどの野菜が並んだ。

 初めて参加した金城春子さん(85)は、大きい物で約5㌔もあるトウガン約30個を100~300円で販売したところ、1時間ほどで完売した。

 金城さんは「うれしい」と笑顔をみせ、販売を手伝った孫の嵩君(八重山商工高校2年)も「フリーマーケットみたいで楽しい。よい経験になっている」と充実した様子。

 テントを張って茶菓子も用意する「ゆんたくスペース」には、孫たちを連れた住民たちが次々と訪れた。大嶺カツ子さん(78)は「自宅でいるよりは、みんなと話ができるので一つの楽しみ」とにこやかだった。

■お年寄りの目標にも

 開催日が決まっているため、お年寄りたちの目標にもなっている。工芸品を持ち寄った金城ソノエさん(70)は「生活にメリハリも出て目的もできた。充実している」、防虫剤として使われるモロコシソウを販売した大城八重子さん(62)は「多くの人と話す機会につながっている」とそれぞれ喜ぶ。

 運営に携わる花卉農家の宮城奈美子さん(35)は「市街地にも魅力はあるが、お年寄りや私たちの暮らしは伊野田が中心。楽しみながら長く継続していきたい。若い人を呼び込むきっかけにもなれば」と期待する。

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