【県議選】終盤の戦いで支持訴え 3候補が東奔西走
5日投開票の県議選は2日、終盤の戦いに入り、石垣市区で2議席を争っている現職の砂川利勝氏(52)=自民公認、公明推薦=、新人の前津究氏(44)=社大八重山支部推薦=、新人の次呂久成崇氏(42)=社大、社民、共産推薦=は「選挙戦は残りわずか。全力で突っ走る」とラストスパートに入り、街頭での演説にも「何が何でも勝たなければならない」と熱がこもった。3候補はこの日も朝から東奔西走。運動員はローラー作戦や電話作戦を展開し、支持拡大に力を入れた。
砂川氏は同日午前8時すぎ、荒引橋の交差点で行ったポイント演説で「国境の島を元気にするため公約77項目の実現に全力で取り組む。1万3000票を獲得し、自公で戦う参院選につなげたい。政治の安定、日本の安定のためにも圧勝させてもらいたい」と力を込めた。
前津氏は同日夕、真栄里北交差点でマイクを握り、「2年前倒しの自衛隊配備は住民を無視した国家権力の押しつけだ。100年先を占う大切な選挙。県議会は勉強の場ではない。即戦力として課題を解決する場。政治的空白は許されない。政治は即戦力だ」と声を張り上げた。
次呂久氏はJAおきなわ八重山地区営農振興センター前で演説、「八重山の島々はやっぱり素晴らしい。まだまだ大きな可能性を秘めている。子どもたちにも好きになってもらいたい、誇りを持ってもらいたいと強く願っている。そのためにもしっかりと離島振興に取り組む」と訴えた。
終盤の戦いについて砂川氏は「日に日に盛り上がっており、ラストスパートをかけ、全力で走る。期日前投票も加速させたい」、前津氏は「手応えはある。今後も1人でも多くの人に会って支持をお願いし、企業訪問も行う」、次呂久氏は「支援の広がりを感じている。1人でも多くの人と直接話し、その声を県政に届けたい」と話した。
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