【県議選】3陣営取り組み強化 県議選告示まで1週間
6月5日投開票の県議選は20日、27日の告示まで残り1週間となった。郡内ではポスター掲示場を設置する作業が進められており、選挙間近の様相。石垣市区(定数2)に立候補を予定している元市職員で新人の次呂久成崇氏(42)=社大、社民、共産推薦=、前市議で新人の前津究氏(44)=社大八重山支部推薦=、現職の砂川利勝氏(52)=自民公認=の前哨戦は終盤に入る。今後予定している決起集会で最大動員を図り、勢いをつける考えだ。
今選挙では革新系から次呂久、前津の2氏が出馬を予定。次呂久氏は政党や労組など組織を生かした取り組みを展開、前津氏は市議3期10年で築いたネットワークを中心に運動を進めている。保守系は砂川氏で一本化。大量得票で参院選につなげる考えだ。
3氏はこれまでに政策発表を終えた。砂川氏は「八重山『元気』島づくり」をテーマに77項目、前津氏は「島づくりと決意」をキャッチフレーズに42項目、次呂久氏は「みんなと一緒に島々・地域を元気に」と題して82項目の政策をそれぞれまとめており、浸透を図っていく。
ただ、石垣島への自衛隊配備計画や米軍普天間飛行場の辺野古移設問題をめぐっては保革の立場に相違がみられるものの、政策面では大きな違いはなく、今後、何を目玉政策に独自性をPRしていくかがポイントとなりそうだ。
各陣営は告示翌日から期日前投票が始まることから、これまでの戦いの情勢を分析しつつ取り組みを強化している。20日午後7時から砂川氏が県政報告会、25日午後7時半から前津氏が総決起大会、28日午後7時半から次呂久氏が総決起大会を市民会館大ホールでそれぞれ開催する。
告示後は後援会事務所を選対本部に移行させ、次呂久陣営は高嶺善伸県議、前津陣営は慶田城用武後援会長、砂川陣営は中山義隆市長がそれぞれ選対本部長として陣頭指揮を執る。
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