ハイジャック想定し訓練
- 2016年05月18日
16関係機関職員が参加
伊勢志摩サミットを目前に控える中、ハイジャック事件対応訓練が17日午後、南ぬ島石垣空港内で行われ、石垣空港管理事務所や八重山署など16の関係機関の職員が参加した。
訓練は那覇空港から石垣空港に向けたABC航空234便(乗客75人)がハイジャックされ、石垣空港に緊急着陸したとの想定で実施。
午後4時に同便機長から空港管理事務所への着陸要請で訓練を開始。各関係機関への連絡、対策本部の設置など初動対応を確認した。
午後4時半には航空機が着陸したとの想定で、燃料補給と現金3億円を要求する犯人との交渉を実施。人質が逃げ出した隙をついて警察官3人が犯人を取り押さえた。
石垣英邦新石垣空港管理事務所長は「伊勢志摩サミットを控え、緊張感が高まる中での訓練。天災と事件はいつ起こるか分からない。きょうの成果を踏まえ速やかな対応をお願いしたい」と述べた。
八重山署の比嘉朝邦警備課長は「今後も各機関が連携し情報交換を行い、万が一に備えたい」と話した。
同日午前には、空港内に不法侵入した不審者の対応訓練も行われた。
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