八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

全国和牛共進会に挑戦 2カ所で子牛飼育開始

第11回全国和牛能力共進会の肥育部門への出品を目指し、肥育されている子牛=13日午前、JAおきなわ八重山地区本部畜産振興センター八重山肥育センター

第11回全国和牛能力共進会の肥育部門への出品を目指し、肥育されている子牛=13日午前、JAおきなわ八重山地区本部畜産振興センター八重山肥育センター

 宮城県で来年9月に開催される第11回全国和牛能力共進会(全国和牛登録協会主催、全共)に向けて、石垣市内の2カ所で子牛の飼育が始まっている。全共は「和牛のオリンピック」とも呼ばれ、5年に1度開催。今回は全国39道府県から選抜された牛が改良の成果や牛肉の肉質を競う。石垣からは肥育部門第9区(生後24カ月未満去勢肥育牛2頭1群)への初出品を目指しており、血統などから選抜した4頭が生後6、7カ月まで順調に成長。全共に出品されれば、石垣牛のブランド力がさらに高まるものと期待されており、肥育農家は「互いに切磋琢磨(せっさたくま)して良い牛をつくりたい」と意気込んでいる。

 同共進会八重山地区推進委員会(委員長・佐久盛繁石垣島和牛改良組合長)は3月15日、肥育部門に挑戦しようと、JAおきなわ八重山地区本部畜産振興センター八重山肥育センター(金嶺圭昇場長)=白保=と「と~家ファーム」(多宇司代表)=平久保=に肥育を託した。

 全共の肥育部門は24カ月未満と通常の30カ月より6カ月も短く、飼育管理に難しさもあるが、県畜産研究センターが作成した八重山版飼育管理マニュアルに沿い、それぞれ2頭1群を飼育。推進委のメンバーが2カ月に1度、肥育状況を確認しながらアドバイスすることにしている。

 県内では石垣市を含め5カ所で肥育部門の取り組みが行われており、来年6~7月にかけてエコーでさしの状況を確認するなどして県代表の2頭1群が選抜される予定だ。

 八重山肥育センターで肥育を担当する畑瀬竜太さんは(39)は「今まではゆっくり仕上げていたが、今回はスピードが違う。マニュアルに基づきエサの量を増やして短縮しなければならない。毎日、鼻水が出てないか、エサを食べているかみている」とチェックに余念がない。

 家族経営の「と~家ファーム」で肥育を担当する多宇翔司さん(25)は「子牛は生後7カ月。現在は母(明子さん)が飼育しているが、9月以降から私が担当する。追い込まないといけないが、脂がつき過ぎるなどのリスクもあるのでうまくやっていきたい」と意欲的だ。

 今回の取り組みは今後、石垣牛の肥育期間の短縮につながる可能性もあり、多宇さんは「30カ月前に出荷できる牛をつくれるようになれば、えさ代などコストの削減になる」、畑瀬さんは「石垣牛が不足しているので、1、2カ月でも短縮できれば出荷の回転が早くなる」と期待する。

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム