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いまではすっかり定着しているが沖縄で出版

 いまではすっかり定着しているが沖縄で出版された本を県産品ならぬ”県産本”と呼ぶようになったのはいつごろからだろうか▼県内に出版社は多々あるが、八重山には日本最南端の出版社として地元に根ざした”島産本”を創り続けて30年目を迎えた「南山舎」(上江洲儀正代表)がある。ことしはこれまでの活動が評価され、琉球新報活動賞、5度目の沖縄タイムス出版文化賞を受賞▼とことん八重山にこだわり、地元の要望に応えた八重山でしか生まれなかった数々の書籍、固有の文化を強調した上江洲代表の発想とアイデア、ひたむきな努力が評価されたのでは▼一家に一冊でおなじみの『八重山手帳』発刊を機に1987年創立。24年発刊を続け親しまれている『月刊やいま』、また市立図書館の新聞検索システムを確立し、八重山関係の新聞記事データベース化は他の地域にない独特のもの▼最近はスマホで読む「ケータイ小説」など書籍の存在が危ぶまれている中で沖縄関連本は毎年数百冊が生まれている。歴史物、沖縄戦、食文化、写真集と多彩で書店や図書館の郷土コーナーを充実させている▼県産本の多くは県内で売られるが、県外に住む出身者や沖縄ファンにも人気のよう。だがもっと地元の人たちに触れてほしいし、島唯一の出版社を地域でもり立てていかなければと思う。(辻本順子)

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