集会所「どぅらいどぅくる」着工へ
- 2016年01月22日
- 地域・教育
与那国町祖納に憩いの場所 出身者が土地など提供
【与那国】町は、島外に住む町出身者2人から計約4000万円のふるさと納税と土地の提供を受け、祖納東地区に集会所「どぅらいどぅくる」を建設することになった。同地区には集会施設がなく、寄付者の「お年寄りから子どもまで地域のみんなが憩える施設を」との思いを実現する。今月中に着工し、豊年祭に間に合うよう7月中の完成を予定している。
多額のふるさと納税は、東京と本島に住む出身者が2014年度に行ったもの。本島の出身者は742平方㍍の土地も提供した。
これを受け、町は本年度単費を使って伝統的な家屋をイメージした設計を実施。ふるさと納税は建築費などの財源に充てる。昨年12月に建築工事を発注した。
施設は補強コンクリートブロック造りの平屋建て。基礎と壁はコンクリート、屋根は木造赤瓦ぶき。建築面積は98.64平方㍍。集会室や休憩室、給湯室、厨房(ちゅうぼう)、倉庫などを備える。お年寄りに配慮して昇降機も設置する。
町は、完成後の管理運営については東公民館の指定管理を予定している。厨房などの施設を生かした活動で維持管理費を捻出してもらいたい考え。
外間守吉町長は「東地区にはお年寄りらの憩いの場がなく、日頃から懸念していた。施設ができることは大変喜ばしい。寄付者には感謝している」と話している。
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