3市町で仕事始め式
- 2016年01月05日
- 政治・行政
正月三が日が明けた4日、官公庁や各事業所などで2016年の業務が始まった。今年は新県立八重山病院の着工や開港3年を迎えた南ぬ島石垣空港国際線ターミナルの改修もあり、福祉向上や経済発展に向けた飛躍の年にと期待が高まっている。郡内3市町では仕事始め式を行い、各首長が年頭あいさつで今年の決意を語った。
■「今年は変革の年」石垣市
石垣市の仕事始め式は午前9時30分から、市役所玄関前ピロティで開かれ、中山義隆市長が「地方創生や教育改革など、さまざまな制度や法的仕組みが変わる大きな変革の年になっている。好調な観光、経済を背景に今しかできない改革をこの一年で取り組んでいきたい」と意気込みを述べた。
また、新年に当たって「年明け早々、新庁舎建設位置の住民投票を控え、自衛隊配備などの課題が山積しているが、一人一人のやる気、力、知恵を持って業務に当たってほしい」と激励。そのうえで「2016年はこれから4年後の東京五輪に向け、外国からの観光客誘客など、どのように地域を発展させていくのか、大事な節目の年になってくる。今年1年間、職員一丸となって行政改革を進め、真剣に仕事に取り組むことによって市民の生活を豊かにしていく自覚を持って頑張っていきたい」と述べた。
■「庁舎移転に一丸」竹富町
竹富町の2016年仕事始め式は、午前9時から庁舎1階通路で行われ、全職員を前に川満栄長町長と新博文議長が年頭のあいさつを行った。
川満町長は「私たちの目的は町民の生活の安定向上。それぞれの部署で役割をしっかり自覚し、職務に当たってほしい」と訓示。
庁舎移転に触れ、「難しい問題だが、町民と職員が一丸となればなし得ないことはない。知恵を出し合い、必ず課題を解決し、実現するという思いで前に進んでいく」と決意を示した。
新議長は「各島々に暮らす町民一人一人の思いを深く理解し、竹富町を未来に引き継いでいく義務と責任があることを忘れないでほしい。町民から『あなたが職員で良かった』『相談して良かった』と感謝される職員になってほしい」と激励した。
■「年度内の予算執行を」与那国町
【与那国】町の仕事始め式は午前9時30分から、雨天のため消防車車庫内で行われた。外間守吉町長が全職員に対し年度内の各事業の予算執行について職員の奮起を促し、「普段の執務の中で意見や提案があれば遠慮なく提言してほしい。常に斬新な発想で地域のために頑張りましょう」と訓示、健全な行政取り組みを求めた。
国際情勢に絡んだ国内問題にも触れ、憲法9条や安保法案、辺野古問題に対する自身の考えや思いも述べた。
また、崎原用能教育長は「新年度は複式学級が解消されるのではないか」と述べ、転入者の増が見込めることを期待した。
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