18万5000人に スタークルーズことしの乗客数
過去最高の見通し、前年から大幅増 冬場の入域に貢献
外航クルーズ船のことしの石垣寄港は30日のスタークルーズ社の「スーパースターアクエリアス号」で終了する。市観光文化課によると、台湾人旅行客がメーンとなるア号の寄港はことし、前年より15回多い72回で、乗客も10万1741人多い約18万5000人(速報値)となり、過去最高を記録する見通しだ。石垣市観光交流協会の高嶺良晴会長は「ことしは国内観光客が停滞するなか、外国人観光客が補ってくれた。冬場の入域に貢献している」と振り返った。
同課によるとア号はことし、中国大陸への運航が取りやめになったことなどから、石垣への寄港を例年より1カ月早い3月16日にスタート。最終寄港も10月末から2カ月間延長し、初めて年末まで実施した。
来年は1月27日に初寄港し、12月28日まで59回の寄港を予定している。
ス社と同社以外を合わせたことしの外航クルーズ船の寄港は過去最多の84回となり、県内では那覇の115回に次いで2番目。来島客数は19万8000人(速報値)となる見込み。
来年の外航クルーズ船の寄港回数はことしをさらに上回る138回で、中国人観光客も来島する見通し。新たな客層の来島に伴い、市内の観光業界からは観光消費額の増加に期待する声が出ている。
高嶺会長は「受け入れ態勢を充実させ、新たな客層に対応し、韓国や欧州を中心にした誘客活動を展開したい」と述べた。
市は30日午後0時30分から同港でア号の最終寄港に合わせた歓迎セレモニーを行う。
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