八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

パパイヤ研究所を廃止 石垣市

石垣市パパイヤ研究所があった施設。今年4月に廃止された=21日午前、石垣市登野城

「所期の目的を達成」
栽培特許技術は普及せず

 安定生産できる特許技術でパパイアを戦略的作物にしようと、石垣市が生産から販売までのプロセスを総合的にサポートすることを目的に2005年12月に設立したパパイヤ研究所(12年度に熱帯果樹センターに名称変更)は今年4月、実質的に廃止された。市は「所期の目的を達成した」として来年3月末で設置条例を廃止する。この間、商品開発やブランド確立などに一定の成果を上げたものの、特許技術の栽培技術は普及しておらず、戦略の見直しを迫られそうだ。

 市が特許を取得した栽培技術は玉城真男さん(57、合同会社石垣島パパイヤ代表)=新川=ら農家3人が発明した、ポットを使用した養液土耕栽培。

 市はこれまで研究機関の協力を得て調査研究、ハウス設置支援、特許ルールの確立、販促活動などに取り組んできた。データについては国・県の研究機関と情報共有し、支援を受ける考え。

 栽培技術の普及について市農政経済課は「戦略的に事業として取り組めるような希望者をサポートしていきたい」としている。

 一方、同研究所はフルーツの赤パパイアを使ったスイーツ、野菜の青パパイアを生かしたカレーを開発したが、現在は作られておらず、同課は「基本レシピをアレンジできないか、民間企業に打診している」としている。

 現在、特許栽培技術で安定的に生産・販売しているのは玉城さん1人。06年度の国の事業で設置した耐風性に優れたハウス7棟(計6804平方㍍)で、石垣島で栽培法が確立された品種「石垣珊瑚」を栽培しており、「今後も作り続け、出荷先の大田市場(東京)で評価を受けたい」と話している。

地図
  • タグ: パパイヤ研究所
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    関連するニュース

    • 関連するニュースはありません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム