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新庁舎、高台移転へ 与那国町

県の津波浸水区域に敷地の一部が入っている与那国町役場。新庁舎の建設位置は高台移転の方向性となった=17日午後

県の津波浸水区域に敷地の一部が入っている与那国町役場。新庁舎の建設位置は高台移転の方向性となった=17日午後

建設検討委が方向性確認
5候補地から絞り込み 町民多数も高台望む

 与那国町役場の建設候補地などを選定する庁舎建設検討委員会(新里和男委員長、9人)は今月8日の第2回委員会で、祖納地区の現地から同地区内の高台に移転させる方向性を確認した。外間守吉町長もこれに理解を示している。移転の場合の候補地として5カ所が挙がっており、検討委は今後、絞り込み作業を行い、選定箇所を盛り込んだ基本計画を策定、来年3月までに答申する予定だ。

 検討委は、現庁舎に隣接・近接する診療所、農協などの施設を包含した合同庁舎方式、行政機関だけの単独庁舎方式にそれぞれ現地建て替えか移転新築を組み合わせた4パターンを議論した結果、単独庁舎方式+移転新築の案を選んだ。

 合同庁舎だと、他の施設の移転の調整に時間を要する恐れがあるため、単独庁舎を採用。津波による浸水の懸念がなく、十分な敷地を確保でき、アクセス性にも大きな変化がない移転新築を評価した。

 町が実施した町民アンケートの結果でも、祖納地区周辺で津波・高潮浸水を十分に避けられる場所への移転を望む声が多かった。

 同案の敷地面積は6000平方㍍で庁舎は2階建て(床面積2430平方㍍)。同案は役場庁舎のほか、商工会、観光協会の事務所も置く。敷地を広く確保し、診療所や公民館、農協などの移転に備える。

 概算工事費は10億9000万円を見込んでいる。

 町は新庁舎建設基金2億円、財政調整基金8億円を確保している。国から交付税措置がある緊急防災・減災事業については、現庁舎が津波浸水区域のラインぎりぎりにあるため適用できるかどうか分からず、適用できるよう町が県と調整している。

 高台移転の方向性について外間町長は「災害はいつくるか分からず、その方針でいきたい。将来的には他の公共施設も持っていきたい」と話している。

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