予約が想定の5倍以上 竹富町のふるさと旅行券
- 2015年12月13日
- 社会・経済
〝島時間体験パスポート〟冬場の観光、呼び水に
利用期限も延長
利用期限も延長
観光客らを対象に往復船賃と2泊分の宿泊費を30%割り引く竹富町のプレミアム付き商品券「島時間体験パスポート(ふるさと旅行券)」の予約件数が、10月19日の販売開始から9日までに、町が想定した600件(1件当たり1万5000円以内)の5.7倍に当たる3460件に上っている。このうち108件(140万6592円)が発行された。利用額が総額900万円の約15.6%にとどまっていることから、町は来年1月29日の利用期限を、イベントの多い2月末まで延長して対応する。
同事業は国の経済対策の「地域住民生活等緊急支援のための交付金」の一環。石垣市と与那国町では住民を対象にプレミアム付き商品券を発行したが、竹富町では、観光客が落ち込むボトム期に観光消費を喚起しようと島外から訪れる観光客をターゲットに旅行券の発行を企画した。
販売開始の10月と11月は大型連休がなかったため、利用の動きはにぶかったが、今後は冬休みや年末年始、2月のやまねこマラソンと黒島牛まつりなどを控えていることから、利用増が予想されている。利用額が総額に達した時点で旅行券の発行をストップする。
町商工観光課の東金嶺課長は「冬場のオフシーズンに観光客を呼び込むことで、年間を通して観光客が竹富町を訪れるようになってもらいたい」と話している。
ふるさと旅行券の詳細はインターネットのふるさと割サイト(http://travel.rakuten.co.jp/movement/coupon/okinawa/201510/)。
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