「現在地」か「旧空港跡地」か 2択の条例案、本会議へ
- 2015年12月09日
- 政治・行政
石垣市の新庁舎建設に関する住民投票条例案について、市議会の新庁舎建設に関する調査特別委員会(伊良皆高信委員長、委員8人)は8日、投票の選択方法について意見を交わした。同委員会で現在地か旧空港跡地かで選択する「2択」案と現在地、旧空港跡地、八重山病院跡地の3カ所から1カ所を選択する「3択」案で意見が分かれ、委員会としては条例案を決定せず、2択案を議員提案で11日の本会議に諮る。条例が可決されれば60日以内に住民投票が実施される見通し。
同委員会では選択方法について、宮良操氏が「市民の意見を集約し、現在地か旧空港跡地かの2択にすることで分かりやすくなる」、伊良皆委員長も「市民に(新庁舎建設問題の)浸透を図るためにも分かりやすさが必要だ」と2択案を強調。
一方、平良秀之氏は「分かりやすさは確かに必要だが、アンケートで旧空港跡地に次いで2番目に多かった八重山病院跡地をこの場で選択肢から外さずに残すべきではないか」、崎枝純夫氏は「選択肢は多い方がいい」と3択案の意見も挙がった。
このため、委員会では意見を集約せず、伊良皆委員長らが議員提案で2択案を11日の最終本会議に諮ることを確認した。
新庁舎の建設位置は市の諮問機関である市新庁舎建設基本計画策定委員会(委員長・神谷大介琉球大学工学部准教授、委員19人)が11月27日に委員による投票を実施し、1票差で現在地を決定。
同特別委員会では市役所の新庁舎建設位置選定に対する市民の議論が十分に深まっていないとして、12月定例会初日の全員協議会で、住民投票条例案の提案を表明。最終本会議での議員の判断が注目される。
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