児童生徒の”歯磨き”実態明らかに 養護教諭らアンケート
- 2015年11月17日
- 地域・教育
石垣市内の小中学校に勤務する養護教諭らでつくる「市歯と口の健康プロジェクトチーム」(リーダー・又吉尚子真喜良小養護教諭)がことし3月、石垣市内の中学3年生を除く全小中学生4180人を対象にアンケートを行ったところ、「ほぼ毎日、夜寝る前に歯磨きをしない」と答えた児童生徒が6.9%だったのに対して、「ほぼ毎日、朝出かける前に歯磨きをしない」と答えた児童生徒は12.3%(同)で、朝の歯磨きが夜の歯磨きに比べて習慣化されていないという実態が明らかになった。
調査は、昨年7月にも行い、この時は全児童生徒4574人が対象。「歯と口の健康週間」にちなんだ取り組み直後の7月に対し、特別な取り組みをしていない3月の結果を比較することを目的に実施した。
このうち、朝の歯磨きを行う日数について「週に0~2日」と答えた割合は、小学3年生の20.7%(7月)が最も高く、同2年生の20.6%(3月)、同1年生の19.2%(同)と、小学校低学年の約2割がほぼ毎日、朝出かける前に歯磨きをしていないことが分かった。
又吉養護教諭は「夜の歯磨きの大切さは分かっているが、食べたら磨くということが習慣化されていない。保護者の協力が必要」と指摘。
また、「歯を磨く時、ほぼ毎日鏡を見る」と答えた小学4~6年生が40%台なのに対し、中学1~3年生で30%台にとどまっていることについては「歯肉炎予防の取り組みを行っている小学校高学年はほかの学年に比べて数値が高いが、中学校で下がっている。学校や家庭で声かけをしてほしい」と呼びかけている。
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