サンゴ養殖・移植事業を実施 国の地方創生交付金で
石垣市 観光客や小学生に体験プログラム
国の地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金(地方創生先行型)先駆的事業分の交付対象事業の決定が10月27日にあり、石垣市が提案した「サンゴ保全活動における新たな観光事業の創出」事業が採択された。サンゴの養殖・移植を観光客や小学生などを対象に体験プログラムとして行うもので、本年度は同交付金約4900万円で実施。次年度以降は事業収入によって運営し、自然環境教育を定期的に実施するとともに、地元クリエイター団体による効果的な情報発信を行っていく。
同事業は6月下旬から7月上旬に市が公募し、民間の企業・団体から応募のあった9事業から2事業を市が精査・抽出、組み合わせて提案したもの。
本年度内に5000本のサンゴ養殖・移植プログラムを実施し、年間20回以上の自然環境教育も実施。毎年度600人以上の小学生の参加を見込む。
地元クリエイター団体による情報発信により観光客の誘客を図り、15年度100人、16年度500人、17年度9000人、18年度以降は1万800人以上の参加を見込んでいる。
4日午後、市役所で開かれた第4回石垣市総合戦略策定委員会(委員長・前津榮健沖縄国際大学教授、委員19人)で同事業採択の報告があった。
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