竹富町物産観光振興公社 12月中旬に総会開催へ
- 2015年10月14日
- 社会・経済
設立準備は最終段階 石垣港離島ターミナル内に外国人観光客向け店舗も
竹富町商工会(上勢頭保会長)が設立準備を進めている竹富町物産観光振興公社(仮称)は、12月中旬までに設立総会を開くほか、外国人観光客の消費を狙った新店舗を早ければ11月中に石垣港離島ターミナル内にオープンさせることが13日までに分かった。町商工会の金城学相談所長は「竹富町からの出資も決まり、公社設立に向けた準備は最終段階。新店舗で外国人を取り込み、町内の独自商品をPRしたい」と答えた。
町商工会は現在、南ぬ島石垣空港売店「島土産」を運営。9月に商品の販売店舗の拡充を目的に市が管理する離島ターミナル内テナント(20.6平方㍍)の公募で新店舗の入居を申し込んだ。市港湾課によると、公募結果は10月中になる予定。公社設立後、店舗の運営は公社に移管する。
新店舗はクルーズ船で訪れる外国人観光客をターゲットに無料WI-FI(無線LAN)や消費免税制度を導入。与那国島の特産品も扱う。新規雇用は3人。初年度の売り上げは300万円を見込み、今後は空港とターミナル店舗で5700万円を目指す。
町商工会によると、設立に向けた資本金は竹富町や町商工会会員の24事業所、竹富町観光協会や町商工会から合わせて1500万円の出資確定を受け、設立準備は最終段階に入っているという。
一方、2店舗展開による商品の安定供給が懸念されることについて、金城相談所長は「生産者や加工業者はここで利益を出し、経営資源を強化させて設備投資などで生産性の向上を図ってほしい」と要望した。
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