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かつて石中野球部が初めて県大会を…

 かつて石中野球部が初めて県大会を制覇したとき、市内を大パレードした。新聞はその快挙を書き立て、胸を張って堂々と行進するナインを祝福した▼1965年のことだった。離島の子どもは本島の子どもたちにかなわない。コンプレックスの塊で、勝てる相手でも試合になると萎縮する。そんな時代に石中野球部は全琉を制覇、さらに鹿児島大会まで優勝した▼もう島は大騒ぎで、美崎町の港に1千人が詰めかけ、旗頭や鼓笛隊を先頭に歩くナインを大勢が取り囲み、祝福の声と指笛で街は揺れた▼それが八重山の子どもたちの励ましになった。奮起した児童生徒は陸上をはじめ、あらゆるスポーツで県大会を制するようになり、ついに八重山商工高が甲子園連続出場を果たし、大活躍した▼あの感動と興奮は忘れない。全国の郷友会員が、「うちの子」と胸を張り、大勢が甲子園に駆けつけた。島からも大応援団が球場へ向かい、試合時間には、道行く人が消えた▼11日は、八重高が強豪の興南高校を下して県秋季大会を初制覇した。石中野球部も県大会で優勝した。ダブル優勝だ。これほどうれしいことはない。いまや追われる立場で、再び甲子園の大舞台が近い。八重高は、九州大会でもきっと期待に応えてくれる。石中も後に続く。郡民・郷友が結束して応援しよう。(黒島安隆)

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