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町労組「組織決定はない」

竹富町役場で執務する職員。「町役場の位置について意思を問う住民投票条例」は町職員が投票に加わるかが焦点となっている=9日午後

竹富町役場で執務する職員。「町役場の位置について意思を問う住民投票条例」は町職員が投票に加わるかが焦点となっている=9日午後

竹富町住民投票条例

 ■職員の意識調査も必要か

 石垣市に住所を有する竹富町役場職員の投票を認めている「町役場の位置について意思を問う住民投票条例」の修正案が13日の町議会臨時会で審議される。職員の投票をめぐって、西表島の7公民館と小浜、黒島、竹富の各公民館で意見が割れ、それぞれの立場で要請を行ってきた。同条例は全会一致で可決された経緯があり、臨時会の紛糾も見込まれる中、竹富町職員労働組合(新城賢良執行委員長)をはじめ、渦中の町職員に心境を聞いた。

 ■何か言える立場ではない

 町の正職員134人のうち、95人(9月2日現在)が市内に住所を置いている。職員の投票について新城委員長は「何か言える立場ではない。住民投票の結果に基づいて仕事をするのが当然だ」とした上で、「町の将来を左右する重大な問題だけに、この問題に関わるチャンスがあれば歓迎したい」と話す。

 一部の町民からは「職員は8割が役場移転に反対するだろう。住民投票で反対派が勝つように(組織的に)動くのではないか」(西表在・50代男性)と懸念もあるが、新城委員長は「賛否を組織決定することはない」と断言。

 また、「職員の投票の是非にかかわらず、住民説明会では丁寧に情報を開示してほしい」と述べ、移転時に必要となる役場内のシステム変更に要する経費や支所・出張所のランニングコストの算出を要望する。

 ■職員の意見はさまざま

 町役場が西表島に移転することになった場合の対応について複数の正職員に聞いたところ「単身赴任」(50代男性)、「西表でアパートを借りるとなると家計が厳しくなる」(40代男性)。「不安はあるが、家族で引っ越す」(30代男性)という声があった。

 一方、約100人の臨時職員は50人が町内、50人が市内に住所を置く。市内在住の臨時職の女性からは「短期間の契約なので移転するとなると辞めるしかない」、「西表に移ろうとは思わない。移る臨時職員がいるとも思えない」といった声が出ている。

 新城委員長は「子育て世代をはじめ、職員はそれぞれ事情が異なる。職員の意識調査も必要ではないか」と当局に提起している。

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