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「生産意欲の低下が心配」TPP大筋合意

農水産物への影響が懸念される環太平洋経済連携協定(TPP)。牛肉はセーフガード付きで関税を削減していくことが確認された=8月21日午後、JA八重山肥育センター

農水産物への影響が懸念される環太平洋経済連携協定(TPP)。牛肉はセーフガード付きで関税を削減していくことが確認された=8月21日午後、JA八重山肥育センター

郡内のキビ、畜産農家ら 最大限の支援訴え

 政府が11カ国と環太平洋経済連携協定(TPP)の締結交渉で大筋合意したことを受け、サトウキビや畜産などの生産農家は「内容がまだよく分からないが、今後が心配」と先行きを不安視、「生産意欲を減退させることがないようにすべきだ」と声を上げた。

 石垣島さとうきび生産組合の次呂久栄重組合長は「全体的にみると譲歩した感がある。国から交付金の引き下げがないか心配。農家を落胆させないようにしてもらいたい」と要望。

 最大瞬間風速81・1㍍を観測した台風21号でサトウキビ被害が速報値で968万円にとどまった与那国町の外間守吉町長は「サトウキビは強い作物だということを再認識させられた。あれだけの風が吹いても、残るのはサトウキビだけ。なくてはならない」と最大限の支援を訴えた。

 JAおきなわ八重山地区本部水稲部会の翁長孝夫部会長は「政府はもうかる農業というが、外国とは生産規模が違う。合意内容の詳細が分からず、心配のほうが大きい」と不満顔。石垣島和牛改良組合の佐久盛繁組合長は「国内の肉の消費量は落ちるだろう。今後、枝肉にどう影響するか心配だ」と話した。

 八重山地区本部青壮年部の伊志嶺雅也部会長は「農業で頑張ろうという若い人が出てきており、生産意欲をそがないようにしてもらいたい」と注文をつけた。

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