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JA与那国支店野菜生産部会 養液で試験栽培に着手

ホウレンソウ草の苗に水をやるJAおきなわ与那国支店野菜生産部会の鹿川義信副部会長=16日午前、久部良原地区のナッパーランド内

ホウレンソウ草の苗に水をやるJAおきなわ与那国支店野菜生産部会の鹿川義信副部会長=16日午前、久部良原地区のナッパーランド内

葉野菜の生産量アップへ 10月に初収穫の見通し

【与那国】島内での野菜生産の拡大を目的に今年4月に発足したJAおきなわ与那国支店野菜生産部会(本田哲也部会長)が今月10日から、葉野菜の養液栽培を試験的に行っている。メーカー側が町に提供した葉菜養液栽培システム「ナッパーランド」を活用。現在、ホウレンソウを栽培しており、10月には初収穫ができる見通し。同部会は「野菜の生産量をアップさせる体制を整えていきたい」(本田部会長)としている。

 与那国島では、クシティ(コリアンダー)以外の野菜はほとんど島外からの移入に頼っており、関係者によると、町民が年間に野菜を購入する費用は億単位に上るという。

 生産部会は発足以来、毎月一回の勉強会を開催するなど、生産量の拡大に向けた取り組みを行っており、この一環として養液栽培に着手した。

 メーカー側が提供したナッパーランドは、根に十分な酸素を供給できる毛管水耕を取り入れるなど新しい養液栽培システム。ほとんどの葉野菜の栽培が可能で、計画的な生産と病気リスクの軽減、作業の効率化が図られるという。

 施設は鹿川義信副部会長(69)が所有する久部良原地区にある農地の一角にあり、18平方㍍のビニールハウス内に育苗床と自動液肥混入装置などを設置したもの。

 栽培管理を担当する鹿川副部会長は「台風などもあって露地栽培では限界がある。養液栽培だと夏でも冬でもいつでも栽培が可能。これは計算通りいくのでいい。まずは試験栽培で実績をつくりたい」と意気込む。

 今後は水菜の栽培にも着手し、ホウレンソウと水菜で月2回の収穫・出荷体制を構築したい考えだ。

 町産業振興課農林水産班の田島政之主任主査は「今後、どのような成果が出るのかを見た上で事業導入ができるかどうか検討していくことになるだろう」と話している。

  • タグ: JAおきなわ与那国支店野菜生産部会葉菜養液栽培システムナッパーランド
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