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すごく不安 抑止力になる 安保法成立

郡民の反響さまざま

 「今後が不安」「抑止力になる」「もっと議論すべきだった」。参院本会議で19日未明に可決、成立した安全保障関連法。集団的自衛権の行使などを可能とし、戦後日本の安保政策の大転換となる法の成立に、住民の間ではさまざまな声が交錯した。

 30代の男性は「1%でも戦争につながる可能性があるので法案には反対だった。国際社会に取り残されるという懸念もあるが、子どもの将来を考えると容認できない。強行採決もだめ。もっと議論の余地はあったと思う」と怒りをぶつけた。

 戦争マラリアで兄弟3人を失った80代の女性は「法律の中身はよく知らないが、落ち着かない。ものすごく不安。若い人たちの姿をみると、私たちの世代は平和であってほしいと思うばかり」と声を落とした。

 「久しぶりに島に帰ると、自衛隊基地が工事中で、風景が変わっていくのが寂しい」という与那国町出身の高校2年の女子生徒は「自衛隊が海外に行くようになると、家族が悲しむのではないか」と隊員家族の心情をおもんばかった。

 自衛隊員の子どもを持つ40代の父親は「本音では可決してほしくなかった。今までは専守防衛だったのに、国外に出るようなことがあれば親としてはすごく不安。相手国に恨まれる可能性がある」と不安を募らせた。

 別の60代の父親は「中国や中東の情勢をみると、今の世の中に合った法律が必要」と容認、「民主党が対案を出して議論すればもっと分かりやすかったのに」と話した。

 40代女性は「戦争したい人なんていない。戦争しないように、協力してスクラムを組むことが抑止力になる」、30代の男性も「抑止力を米国に依存してきた部分が修正された。これで普通の国に近づいた」と歓迎した。

 一方、30代の女性は「起こるか分からない戦争について極端な話がされている感じ。法の成立は仕方ないと思うが、自衛隊を海外に派遣しているときに国内で大規模災害が起こった場合、救助体制はどうなるのか。そっちのほうが気になる」と話した。

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