ユーグレナ 竹富エビ養殖を買収へ
- 2015年09月19日
- 社会・経済
今月末に全株式譲渡
㈱ユーグレナ(本社・東京都、出雲充代表取締役社長)は18日開いた取締役会で、竹富島でクルマエビの養殖販売を行う竹富エビ養殖㈱(新田長男代表取締役)の買収を決め、同日、発表した。同社はエビ養殖社の全株式(1690株)を9050万円で取得する。株式の譲渡日は30日を予定している。売上高は今期の2億8000万円を維持させ、販路拡大を目指す。同社の永田暁彦取締役経営戦略部長は「エビのニーズは国内で底堅い。(子会社化で)収益性を上げ、ユーグレナブランドを生かした国内プロモーションを行いたい」と期待した。
同社は、エビ養殖社がクルマエビ養殖を行う課程で飼料と養殖プールの水質維持に微細藻類を利用していることに着目。同社の技術や資金を導入することで設備投資や生産性の拡大による収益基盤の向上を図る。
現在、エビ養殖社では400万匹の稚エビを養殖。来月から一部出荷が見込まれている。
エビ養殖社の新田代表取締役は「ユーグレナの技術導入で企業展開の優位性が図れる。今後は雇用面を含めた経営変化にも期待したい」と喜んだ。
永田経営戦略部長は「石垣と竹富で産業連携させ、バイオテクノロジーを活用して地元に貢献したい」と語った。
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