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チリ地震 石垣港で10㌢の津波観測

津波注意報の発令を受け、不安そうな表情で登校する児童=18日午前、八島小学校校門前(午前7時35分撮影)

津波注意報の発令を受け、不安そうな表情で登校する児童=18日午前、八島小学校校門前(午前7時35分撮影)

3市町への影響なし

 17日午前、南米チリ沖で発生した巨大地震の影響で、石垣港で18日午前10時39分に10㌢の津波を観測した。気象庁が発表した津波到達時刻(午前7時30分)と登校時間が重なったことで、市内の沿岸部の学校では学校長の判断で登校時間を遅めたり、海岸付近の通学路を一部変更するなどして対応した。3市町の被害や市民生活への影響は報告されていない。

 同地震を受け気象庁は、高さ20㌢から1㍍の津波が発生する恐れがあるとして18日午前3時に北海道から沖縄県までの太平洋沿岸を中心に津波注意報を発令。同日午後4時40分に解除した。

 津波注意報発令後、八重山警察署と石垣市消防本部は19台の車両で沿岸部を警戒。海域では石垣海上保安部の巡視船3隻と第11管区海上保安本部石垣航空基地のヘリ、航空機2機が注意喚起を行った。

 このうち、海抜2.5㍍に位置する八島小学校(吉濱剛校長、児童287人)は同日午前7時に、津波到達時刻後の登校を呼びかけるメールを全校生徒の保護者に配信。沿岸部の通学路に学校職員などを配置して児童や園児が海岸付近に近づかないよう誘導した。

 登校後は教室内で待機。朝の清掃やあいさつ運動などの委員会活動を中止した。授業は通常通り行った。

 同校の志喜屋琉華さん(4年)は「朝5時に防災無線の音声で目覚めた。津波は怖い」と不安な表情をみせた。

 吉濱校長は「万が一に備えた初動措置が重要。前日に態勢を整えていたので児童や保護者に混乱はなかった」と話した。

 一方、ダイビング業者の30代男性は「お客さんがいるので出港したいが、海保の巡視船がいるので海に出づらい。津波は営業にも支障が出る」と話した。

 離島ターミナルと各離島を結ぶ旅客船3社は通常運航した。

 八重山地方への津波注意報の発令は今年4月20日に与那国島の南西約80㌔付近を震源とする地震発生以来、約5カ月ぶり。

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