八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

国立公園の熱帯魚守れ 環境省と八重山漁協

カクレクマノミやハタゴイソギンチャクなどの乱獲防止のために設置された表示板(タグプレート)=八重山漁業協同組合観賞用漁業部会提供

カクレクマノミやハタゴイソギンチャクなどの乱獲防止のために設置された表示板(タグプレート)=八重山漁業協同組合観賞用漁業部会提供

乱獲防止へ一手
共同でタグプレート設置

 環境省那覇自然環境事務所石垣自然保護官事務所と八重山漁業協同組合観賞用漁業部会(野里栄一部会長)はこのほど、カクレクマノミやハタゴイソギンチャク、サンゴなどの乱獲が相次いでいる西表石垣国立公園海域公園地区の米原海岸の海底に「クマノミ等の違法採取防止モニタリング中」と記した表示板(タグプレート)を共同で10カ所に設置した。乱獲を食い止めようと独自に行ったもので、同事務所の若松徹上席自然保護官は「全国的に例のない取り組み。米原海岸は資源が生産される場所なので乱獲防止につながれば」と話している。(砂川孫優記者)

 環境省は、カクレクマノミとハタゴイソギンチャクを対象とした違法採取防止対策事業として地元住民や公民館、関係機関の同意を得て8月から実施。

 表示板は米原海岸の海域に生息するハタゴイソギンチャク10個体の付近に設置し、八重山漁協観賞用部会が定期的に見回り、違法採取がないか確認している。表示板の設置による生態系への影響はないという。同所は今後、プレートを設置する個体を増やす方針。

 米原海岸は熱帯魚やサンゴなどの指定動物の捕獲が禁止されているが、観光客や漁業権を持たない地元住民による不法採取などが問題視されている。

 同部会の担当者は「米原海岸は観光客が遊びで個体を捕まえたり、売買目的で採取したりする人が多い。住民にも乱獲する人がいる。乱獲はやめようというモラルの広がりにつながってほしい」と期待する。

 若松上席自然保護官は「米原の事例を他の海域に広げられるようにしたい。国立公園海域公園地区内で何ができて何ができないかを、訪れる人に浸透させたい」と強調した。

  • タグ: 熱帯魚
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    関連するニュース

    • 関連するニュースはありません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム