常深君(大浜3年)に最優秀賞 来月開催の県大会へ
- 2015年08月31日
- 地域・教育
少年の主張八重山地区大会
第30回県少年の主張八重山地区大会(八重山地区青少年育成市町民会議主催)が30日午後、石垣市立図書館2階視聴覚室で行われ、3市町代表の中学生7人が日常生活を通して考えたことなどを発表した。審査の結果、「魂をつなぐ」の演題で主張した常深欣也君(大浜3年)が最優秀賞に輝き、名護市民会館で9月25日に開催される県大会に出場する。
常深君は冒頭で「なぜ、豊年祭のかけ声に心が反応するのか」と問いかけ、その答えを、伯父が関わった石垣字会の「みょうら旗頭」の復活作業に見いだしていく過程を紹介した。
作業場で自ら見学した体験から「伝統とは長い時間の中でいろんな人の心と手が重なり合ってできた結晶」とし、冒頭の問いに「私たちの体の中に祖先からずっと受け継がれてきた魂があるから」と答えを出した。
最後に「その魂が揺さぶられた時、私たちは自分の生まれに感謝し、生きる喜びを感じるのだ」と訴え、伝統文化に触れるよう呼びかけた。
常深君は「練習したかいがあり、抑揚を付けることができた。県大会では緊張するかもしれないが、ちゃんと発表できるようにしたい」と話した。
審査委員会(5人)の金城綾子委員長は講評で「全体的に質が高く深みもあった。大会に出場したことを誇りに思い、これからの人生に生かして」と激励した。
最優秀以外の結果は次の通り。
▽優秀賞=福岡真夢(石垣第二3年)「笑顔の源」、渡慶次佳奈子(石垣3年)「変えたい、真面目の捉え方」
▽優良賞=又吉勇多(黒島3年)「言葉の在り方」、譜久嶺早乃(与那国1年)「島の宝、与那国語」、前野舜孟(波照間3年)「遠いようで近いこと」、崎元美玖(与那国2年)「英語で広がる可能性」
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