新城氏の作品2点を寄贈 博物館に絵画展実行委
- 2015年08月20日
- 芸能・文化
7月2日から4日間、石垣市民会館中ホールを主会場に「新城剛絵画展」を開いた実行委員会(石垣博孝委員長)のメンバーと新城さんの妻、知子さんが19日午後、八重山博物館を訪れ、新城さんの作品「ニライカナイ」(100号、1980年10月作)と「祓(はらい)」(同、制作年不詳)を寄贈した。同館では「企画展などを検討し、鑑賞できる機会をつくれればと思う」として公開を検討していく。
「ニライカナイ」は実行委が同展への寄付余剰金で新城家から買い上げたもの。同展の開催記念として、新城家の「祓」とともに同館に贈られた。
東迎正則館長によると、剛さんは1973年から18年間、同館で学芸員として勤務しており、「剛さんが元の職場に戻ってきたようで感無量。この絵を剛さんの分身と思って大切にしたい」と感謝した。
知子さんは「本人(剛さん)がとても喜んでいると思う。1人でも多くの人の目に触れる機会があればうれしい」と述べた。
実行委は八重山の児童生徒の文化活動に生かしてもらおうと、八重高美術部と八商工文芸部、八重農郷土芸能部、新城夫妻の母校の石垣中には金一封を贈った。
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