海保と消防が合同訓練
転落車両想定、本番さながら
石垣海上保安部(宮﨑一巳部長)と石垣市消防本部(大工嘉広消防長)は13日、消防本部で本年度第1回の合同訓練を実施、20㍍のロープ渡過などの体力訓練や、崖下に転落した車両から中にいる人を救助する訓練を行った。海保から巡視艇「なつづき」の五嶋誠船長ら8人、消防から17人が参加した。
2008年に締結された「救助技術に係る相互協力に関する覚書」に基づく訓練。連携強化や救助技術の向上を目的に、年5回行っている。
転落車両からの救助訓練では、消防は3段ばしごや要救助者の体を固定するバックボード、バスケット担架などを駆使して救助。海保は、狭くて救助スペースを確保しづらい崖下に0歳児を連れた父親が転落したとの想定で、潜水士4人が訓練を行った。
訓練後、消防で訓練を担当する阿利義三第3警備係長は「本年度初の訓練。体力訓練などいい雰囲気で実施できた。残り4回の訓練に弾みがついた」と総評。五嶋船長は「消防の渡過技術、高所のつり上げ技術など学ぶところが多かった。訓練をともにして救助技術を高めたい」と語った。
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