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近年、解釈で揺れている日本国憲法9条を…

 近年、解釈で揺れている日本国憲法9条を世界に類のない平和希求の言葉として石に刻み、守り育もうと石垣市民の会(森田孫榮代表)が中心になって設置した9条の碑が新栄公園にある▼2004年、趣旨に賛同した多くの住民の浄財で成った。揮毫(きごう)は沖展の書道部会をリードする豊平峰雲氏、戦争の放棄を大書強調して9条を流麗に書き込んである▼碑のデザインは先の大戦で身内をマラリアで亡くした潮平正道氏が担った。憲法9条あっての戦後の日本の繁栄と平和。それゆえに政治家の改憲の言動や動きに対しては真っ向から反対の意思表示をすべきで、そのためには倒されない(改憲されない)ように国民一人一人が平和憲法を支えている姿形の石碑にしたいと提案し採用された▼9条の碑を横から見ると人という文字のように主石を支石ががっちり支えている▼すぐ近くには、石垣島気象台の南側通り沿いにあった機銃掃射の弾痕が残る塀も移設されていて、戦争の怖さを直視して平和の尊さ、ありがたみを考え学ぶスポットにもなっている。しかし、10年余も経つと訪れる人もちらほら、そんな碑があることを知らない住民も増えている▼今、積極的平和主義を推し進める首相の平和と戦争放棄をうたう憲法9条の平和は大きく乖離(かいり)しつつある。(仲間清隆)

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